さらしぼ日記

さらっと死亡

【SDVX】FLügeL《Λrp:ΣggyØ》 (GRV)






今回は、SOUND VOLTEX(通称:ボルテ、サンボル、ウンドボ)の攻略記事を書いていきたいと思います。



今回攻略するのは、FLügeL《Λrp:ΣggyØ》のGRAVITY譜面です。


楽曲について、Flugelはドイツ語で「翼」、Arpeggioとは「和音を構成する音を一音ずつ低いものから(または、高いものから)順番に弾いていくことで、リズム感や深みを演出する演奏方法」のこと。曲中ではこの技法が多く使われており、譜面にもそれが現れています。



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参考) https://youtu.be/mQUgtYvWHvY
(DDXさんのPUC動画)



この譜面は、数年前に実装されて以来、レベル19(旧レベル16)としてプレイヤーの前に立ちはだかっている凶悪な譜面です。




難易度はもちろん、脱力が出来ていないと追いつかない配置が多く、私も苦しめられた経験のある譜面となっています。






ですが、私の考案したテクニックが、全てを解決に導いてくれました。今では、簡単にPUCを出すことができます!!!





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今回教えるテクニックを覚えるだけで、誰でも難所を軽々と通過できるようになっていきます。


それでは、早速攻略に進んでいきましょう。



【79小節〜】

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早速この曲の難所です。BPM240の16分階段に加えて、Fxチップつまみが混じっていて、とても難しそうですね。















ですが、100円ショップで売っているあるグッズを使えば、お手軽攻略。

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コロコロ。


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このようにすれば、全てCRITICALで通過することができます。
うれしいね。

札幌 ジンギスカンのすすめ






北海道といえば...???🤔
みんなも一緒に考えてみよう!







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北海道から連想されるものはジンギスカン以外にはありえないので、今回は私が食べたジンギスカンを適当に紹介したいと思う。





1.だるま 本店
じうしょ: 札幌市中央区南5条西4 クリスタルビル 1F


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お手頃価格でありながら、なかなか良い味を誇るジンギスカンのお店。本店がある時点で支店があるのは察しがつくだろうか、すすきのエリア内に支店がいっぱいある。
席数が少ないため、開店前に並んでないとすぐに食べることは出来ないのが難点。開店から時間が経てば列が解消されるのかな、わかんないや。
なお、この店でジンギスカンを食う直前でスマホを失くしていたので、当然写真も撮れておらず、上に貼ってある肉の写真はネットの海から適当に拾ってきました。情報学Ⅰの評定はB-です。





2.だるま 5・5店
じうしょ: 札幌市中央区南5条西5丁目1-1


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無数にあるだるまの支店の1つで、本店のすぐそばにある。「5・5店」とかいう意味のわからないナンバリングだが、南5条西5丁目にある支店という意味であって、決して店側が小数を理解できないFラン大生に対してマウントをとっている訳ではない。
味は肉が本店と同じなので当然本店と同じだが、店員に外国人がいたりするので15%の確率で意思疎通に失敗する。席が多いので案外座れそうだが、客も多いのでそうでもない。開店凸すれば絶対座れるけど。
ここで初めて食べたのは現役受験の時だったが、結果は不合格だったので縁起の悪い店なのかもしれない(だるまなのに)。なお浪人の8月にもこの店を訪れたが、その後なんか知らんが合格したので、縁起がいい店なのかもしれない(だるまなので)。ジンギスカン屋に合否を左右されてたまるか。






3.キリンビール園 アーバン店
じうしょ: 札幌市中央区南3条西4丁目 アーバン札幌ビル 7階


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キリンビール園という名前だけあって、キリンのビールを飲みながら肉をいただけるお店。私はコーラを飲んだので、コカ・コーラ園になってしまった。
肉の味ももちろん良いが、極め付きはタレとスパイスである。味が仕上がってるので一度は足を運んで欲しい。スパイスはレジで売ってたので買って帰った。





4.松尾ジンギスカン 札幌大通り南1条店
じうしょ: 札幌市中央区南1条西4丁目16-1 南舘ビル 1F


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多分一番名前が知られてる店。食べ放題で、課金額で肉のランクが上下する資本主義経済の縮図のようなジンギスカン屋。
胃が小さいからどう足掻いても元取れないんだよな、キャベツ注文しまくれば元取れたりしないかな。
鍋周りの野菜に汁をぶっかけたり、肉と野菜を完食して汁と虚無が残った鍋にうどんをぶち込んだり(写真2枚目)と、この店特有(?)の文化がある。
あらかじめ肉にタレが染み込ませてあるタイプだが、ちょっとタレの主張が強すぎる気がしなくもない。
以外に塩キャベツも食べ放題だが、を頼まずに塩キャベツばかり注文していると、店員の間で「ウサギ」とあだ名を付けられバカにされてしまうので、とのバランスも考えたいところである。





5.生ラム本舗 札幌澄川店
じうしょ: 札幌市南区澄川4条2丁目10-19 EFエミュオンビル1F


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今まで食ってきたジンギスカンの中で一番おすすめしたいのがこの店。値段は普通のジンギスカン屋並だが、肉のレベルが他のジンギスカン屋の上をいっている。札幌駅からは少し遠いが、南北線澄川駅から歩いてすぐなので一度は足を運んでみて欲しい。





さいごに
北海道と言えば真っ先に海鮮が思い浮かぶが、やはりジンギスカンも捨て難いと思えたのではないだろうか。
今後もジンギスカン食べたら更新するかもしれん🥺乞うご期待

地球温暖化とフェーン現象

夏が近づき暑さが増してくると、活躍するのはやはり扇風機である。
この扇風機、実は発明されたのは19世紀後半で、羽を回して風を起こすという構造は現在と全く同じであったことをご存知だろうか?知らなかった方は、ちゃんと知りなさい。


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(初期の扇風機)



さて、現代では様々な機能が付いている扇風機であるが、中でも一番優秀なのは「首振り機能」である。もちろん、タイマーやリズムなど、他にも便利な機能は多く存在するのだが、やはり首振り機能を超えるものは無いだろう。本来、一方向にしか風を送れない、いわば「便利なうちわ」であった扇風機が、首振り機能によって複数人が風を𝐒𝐡𝐚𝐫𝐞出来るようになったのである。
こうして、無事世界には平和がもたらされたように思えた。しかしながら、現実はそう甘くないということを、扇風機は教えてくれる。


扇風機の風を𝐒𝐡𝐚𝐫𝐞するということは、すなわち自分が享受するはずの風を犠牲にして、他者に分け与えることに他ならない行為である。
故に、簡単に扇風機の首を振らせているように見えて、実はそこには深刻な利害問題が生じていることがわかる。


もっとも、人間的な理想として掲げられる理念の1つとして「分け与える心」がある。
人は何かを分け与えると称賛し、逆に何かを独占すると批判する。私はこのような人間の勝手な美学が大嫌いなのだが、どうも最近はこの美学が、「半ば強制されている」ように思えてならない。
電車で高齢者に席を譲らなければならない雰囲気、バスで高齢者に席を譲らなければならない雰囲気、モノレールで高齢者に席を譲らなければならない雰囲気など、とにかく現代社会は窮屈になりつつある。





性悪説


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教養のある皆には釈迦に説法かもしれないが、性悪説とは、人は生まれながらにして悪であるという考え方である。この考えの元では、人の善意というものは全て偽善であり、善人など存在する余地はない。
ところが、社会では人の善意こそが素晴らしいとされているのが現状である。喩えるなら、飛べるダチョウに価値を見出そうとしているようなものだろうか。ダチョウが飛べないのと同じように、人間は本物の善意をもってして他者と接することなど不可能なのである。
つまり、悪を否定するということ自体が、人間の「人間らしさ」そのものを否定しているに他ならないのである。


こういう話をすると、性善説を持ち出してくる者も一定数出てくるのだが、正直ナンセンスという他ない。
もとより人間が善であるなら、我々はこんなにも多くの法で縛られる必要はないし、人は家に鍵などかけない。
とりわけ、世界の中でも日本人というのは、一般的信頼が非常に低い。一般的信頼とは、簡単に言ってしまえば「初対面の相手をどれほど信頼するか」の指標である。
そして、一般的信頼が高い国ほど経済が発展しやすいとされている。
これを言うと大抵の日本人は驚くのだが、日本人の一般的信頼は、発展途上国並みに低い
一方で、日本の経済は世界的に見れば高い水準にあるから、日本はいわば例外なのである。
では、なぜ日本はこの例外になり得たのか。
その理由の1つは、狭いコミュニティを形成してきたことにある。
その集団の中で人々は情報交換をするが、もし誰かが不正を行った場合、その事実はすぐさま集団の中で共有され、不正を行った者は村八分にされてしまう。したがって、不正を行うことで得られる利益より、村八分にされることによる不利益の方が多くなるため、人は合理的判断の元、不正という選択肢を(仕方なく)除外する。
現代においても、例えばメルカリやヤフオクなどの本人評価システムがこれに当たるだろうか。適当なことをすると自分の評価が下がるため、見知らぬ他人に対してもきちんと対応せざるを得ない。この事は出品する側も購入する側も理解しており、したがって双方は安心して取引を行うことが出来る。
メルカリに限った話ではないが、このような取引における円滑さを促しているのは「安心」であり、決して「信頼」ではないことに注意してほしい。取引を行う者は皆、不正をする事によって"評判が下がる"、"評判が下がることで取引先が減る"などの長期的な不利益が生じることを知っているから、相手は不正を行わないだろうと確信し、「安心」して取引ができるのである。





本物の善意


ここまで、人の善意を全力で否定してきたわけだが、敢えて読者諸君に問いたい。

我々が本物の善意を手に入れることは不可能なのだろうか?






















答えはである。









人類が本物の善意を手に入れる為だけに開発した𝐋𝐚𝐬𝐭 𝐑𝐞𝐬𝐨𝐫𝐭









人類の叡智、エアコンである。















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振る首など存在しない。振る必要すら無いのである。
発展途上国では未だに紛争や悪意による軽犯罪が横行しているが、これは発展途上国エアコンが無いからである。



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(警視庁 「犯罪情勢の推移と刑事警察の50年」より)


上のグラフを見れば一目瞭然だが、日本における犯罪の件数は昔と比べると減少している。表向きには「法制度の充実」や「経済水準の向上」が理由とされているが、そんなものはエアコンの前ではカスも同然である。エアコンの普及がさらに進めば、いつか犯罪が0になる日も訪れるだろう。
また、エアコンを付けて寝ると風邪をひくと言われたりするが、これは馬鹿は風邪をひかないという概念を逆手にとり、エアコンが我々の知能向上に一役買ってると言っているのである。発展途上国識字率が低いのも納得がいくだろうか。


こうして我々は、今日もエアコンによってもたらされた平穏の下、Music FMで音楽を楽しむのであった。

浪費人生

受験生活が終わった実感はあんま無いけど、備忘録というか思い出日記的な意味で1年を振り返ります。浪人なんて経験、そう出来るものではないので。

2019/3

国立二次(北大総理) もちる⤵︎
予備校選びにかなり時間を使った
具体的には河合か駿台か、大宮か新宿かなどなど。新宿は京大狙いたかったから考えてて、ngokと新宿の河合とお茶の駿台に説明聞きに行ったのがめちゃめちゃ懐い。

ただ、新宿通いだと余計に金がかかったり、そもそも学力が本当に伸びるか不安だったから、大宮の東北大理系コースに行くことに。

駿台にしなかったのは、設備が新しい反面、人が多くて治安が悪そうだと思ったからかな。実際浪人中に何度か駿台行ったけど、髪染めた私文専願n浪みたいなキノコ頭が湧き湧きしてたから、河合にしてよかったと今でも思う。


2019/4

サククリを受けるも、理科Tテキ貰えなくて悲しい気持ちになる。けど*クラスで十分だったので、背伸びしてTテキなんか貰う必要など存在しなかった。

15日あたりから授業すたーと。
心機一転がんばるぞいって感じで、講師に言われた通りに予習と復習のサイクル生成を試みる。なんてったって人生で予習なんかしたこと無かったしね。

サイクル生成はなんとか成功。気付けば予習復習が当たり前になってたし、予習復習した時の授業内容の定着の仕方に驚いた。今更気付いてんのか遅えよそりゃ浪人するわ。

あと個人的には“英文解釈”っていう新しい概念、というか授業単位と出会って、英語読むスピードが1学期中に爆上がりした。

高校でももっとこういうのやって欲しかったなぁと思ったけど、高校の英語の授業全部寝てたからどっちでもよかったかもしれんわ。


2019/5

確か浪人して最初のマーク模試が5月だっけ。まあ流石に1ヶ月じゃ伸びねえわなぁと思いながら渋々受けたら、東北大B判出てビビった。何というか、かつての自分を取り戻しつつある感じがしてモチベが上がった。


2019/6

梅雨。個人的には6月のこの時期が一番きつかった。モチベ上がらないし授業眠いしで、ペースが落ちつつある状況に焦りを感じてた。
でも英文法の講師が、「この時期は毎年みんな梅雨で気持ち的にも下がるからしょうがないと割り切って」みたいな話してたから、堂々と割り切ってペースを落とした。


2019/7-8

7月入って、もう夏休み?休み長すぎワロタみたいな感じで勉強してた。夏休みに関しては、立てた計画表はほぼ無視ったけど数学と化学、英文解釈は1学期の内容完璧になるまで無限にテキスト解いてた。「河合はテキストが良いから他の問題集は要らん」とかいう話を聞いて、テキストしかやってなかった

数学は一対一とか気になってたけど、結局二次前に数Ⅲの勘取り戻すために使ったくらい。

8月中旬、中だるみして中田留美になったけど、それでも6時間くらいは勉強してたから我ながら成長したと思う。

同じく中盤にあった東北大OPは、多分そんな手ごたえに関する印象が残ってないから大した点数取れて無いんだろうけど、楽しかったのでよし。

8月下旬、記述模試やんけ夏終わるやんけうおーって感じでラストスパートかけてやった。記述模試受けたその日に札幌に飛ぶとかいう謎ムーブをするなどしたけど、“夏ちゃんと勉強したしこれくらいはええやろ”的な何かがそこにはあった。寿司うめえ。


2019/9

完成シリーズスタート、と同時に急に入試が迫ってる感じがしてくる。

9月3日、授業を終えた俺はなぜか東京方面へ向かい、オタクと音響設備に囲まれながら光る棒を振りに某所へ行ったことは、未だ世間には知られていない。闇に葬られたこの事実は今後も知られることは無いだろう。このチケット取るために7月にわざわざネカフェ行ったのもアホ。当日も結局電車の都合で最後までいられなかったし浪人の分際でごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ(文字数

ゴホンッ
(幻の)不合格体験記にも書いたけど、現役の時に無機化学の勉強で大失敗をした(というかやってないというか)ので、失敗を繰り返さないようにこの1ヶ月の化学の勉強時間を全て無機に費やした。これが功を奏したか無機が長期記憶にインプットされて、実際入試でも無機が武器になってしまった。勉強してみるもんだな。

あとこの時期から国語地理物理あたりの授業を切り始めたな。
物理に関しては、夏休み中にあんま出来なかったのもあって二学期にちゃんとやろうと思ったので、現役時代に(課題になってるにも関わらず)全く触れなかった名問の森を、部屋の本棚から引っ張り出してやり始めた。

もともと現役の時(というか2年あたり)は物理ゴミみたいに出来なかったんだけど、去年のセンター前にチェック&演習を一通り解いたらセンターで9割くらい取れて、自分物強では?と錯覚してた節があった。けどやっぱ名問解けねえというか、大問の後の方の設問で状況がややこしくなったりすると全く手が出なくなったりして、実は理解出来てないことに気付けたので、とりあえず名問に触れてみて良かったと思った。これが無知の知ってやつだな。

そんなこんなで力学・電磁気・波動を11月末までで4-5周くらいしたおかげで、名問が×印まみれになった。なんせ問題集をちゃんとやり込んだ事なんて今までなかったから、問題集をやり込むとはこういう事かぁと化した(語彙力)。

そういうわけで物理に関してはかなりの自信と実力が付いたと思う。ちなみに熱力学は、今年は出ないと思ったからやらなかったけど、東北諦めた瞬間突然熱力学の需要が発生したから、慌ててやった。まあ冷静に考えて私立でも出るんだからちゃんとやっとけやって感じだ。←正論すぎてセイロンティーになった


2019/10

あれ?寒くなってきたぞ、と危機感というか時の流れの速さを感じてた。

この時期はちょうど高校で言うところのマランソシズーンに当たるのかな、俺は1限にギリギリ間に合ったり間に合わなかったりする新幹線で行ってたから、駅と河合の間で競歩大会が発生してたと思う。あれ、1限出てたっけ、まあ細けえこたぁいいんだ。

9月からこの時期にかけては休日は青本使って二次対策してたな。数学なんかは高校までレンタルチャリ使って添削してもらいに行ってた。今思えば、卒業生のために高校の先生がわざわざ時間割いてくれる状況って相当恵まれてたな。

二次対策以外で言えば、理論化学とか重点的にやってたな。理論は何だかんだ言って最後まで武器になってくれなかったし、内容にも全然面白さを見出せなかったから、河合のテキストを一通り解けるようにした程度の人生だった。来世は理論化学がデキる女子高生になります。

有機化学はこの時期は気が向いたらベンゼン環と対話する程度だったし、構造決定が出来ればいいや程度にしか思ってなかった。

特にこの時期、二次対策が入り込んできたせいで自分のやりたい勉強をする時間がガリガリ減っていったから、流石にやばいと思って9月あたりから効率的な勉強を模索し始めた。勉強時間の確保が主な理由だけど、この時期になって(1日10時間を毎日続けてたら2月まで持たねえぞ...)と自分の弱さ的な何かにぶち当たってたから、何とかして楽な道を模索しようとしてた。

基本的にスタバで勉強してたんだけど、立って勉強したり時間の区切り方を変えたり、やる問題に番号振って乱数アプリでその日やる問題決めたりと、とにかく飽きないように工夫してたのはとても大きかった。これやってなかったら途中で挫折してたすらある。

そんなこんなでこの時期の勉強時間は1日7-8時間に抑えられてた。ちなみにゲーセン行かなきゃ10時間出来たんじゃね?とか思いがちだけど、そんなことはなくてゲーセン無かったらモチベが塵になって同じく途中で挫折してた。結局国立二次までゲーセン行き続けたのも、勉強の褒美としてゲーセンが有用すぎた。おかげで指押しが上達しました。


2019/11

この時期も10月と変わらぬ日々を過ごした。強いて言うなら絶起が増えたり増えなかったり。第2回東北大OPとかあって、二次対策も大詰だなぁって感じだったけど、それでもテキスト中心に回してたと思う。

これは1,2学期通して思ったことだけど、中途半端に他の問題集に手付けなかったのはまじで偉かった。というか途中からテキストを完璧にするだけでも十分力になると気付き始めたから、問題集は絞った方がいいなと思った。恋人と同じだね(は?)


2019/12

うおおお通常授業全部終わったあああああ、と達成感を得るべきなんだろうけど、むしろああもう授業切る罪悪感から解放されんのかみたいな謎の心の余裕が生まれた。いやそんな授業切ってないけど...。

そしてついにこの時がやってきたのかと言わんばかりに、地理の勉強を始めた。
そもそもの方針として、地理とか古典は12月以降の俺にやらせて、11月いっぱいまで英数物化を仕上げようって感じだった。そういうわけでこの時期の俺は(ついに俺に番が回ってきたのかぁ)と赤紙を受け取った少年兵のような心境で、4月の最初の地理の授業で講師におぬぬめされた、スカート透けてる女子高生が表紙の地理の参考書をやり始めた。これセンターまでに間に合うんか?と思ったけど、年越す前までに全部終わった、というか終わらせた。そういうわけで地理はかなり強くなった。

模試の話をすると、月初めのセンプレはまあ何というか、これからセンター対策始めんのに、センター形式の模試これが最後なの草みたいな感じで解いてた。特に対策したわけじゃないけど、2学期で付けた二次力でごり押したのもあってとりあえず東北大A判まで持っていけた、というか志願者分布図の一番上に君臨できた。やったね。

ちょうどこの時期返ってきた東北大OPもA判出て、まああとはセンター本番次第だなぁって感じだった。

冬休み中は、OPAのブックカフェにこもって地理とセンターの過去問解いてた。ぶっちゃけセンターの過去問解くのクソつまんなかったし精神的にも結構きつかったけど、 冬季講習で大宮行くのが気分転換になってた。特に大宮は飯屋が充実しててとてもよい、高崎はなんでこんな飯屋少ないの。

12月突入と同時に、定期が新幹線から在来線に降格した。最初は慣れないししゃーないと思って、初回だけグリーン乗って行ったら、2回目もグリーンに乗ってしまい、気付いたら毎回グリーンでしか行けない体になってしまっていた。人類は愚かだ。


2020/1(前)

わい「チ、チノちゃん!あけましておめでとう!」
チノ「うるさいですね...」
わい「センターまであと2週間しかないよ!」
チノ「うるせえよしばくぞ」

こうしてラビットハウスから無事解雇されたわけだが、ぶっちゃけ感覚を鈍らせないくらいしかやることが無くなったし、早くセンター終わんねえかなぁと思ってた。地理とか古文単語も忘れないように繰り返してたけど、正直伸びしろがそこまで見込めないって点で、この1年で一番時期だった。

そしてセンター前日、iPhoneのアプリが全部勝手にアップデートされた。この時点で俺の運は尽きていたのかもしれない。


センター試験

目標:780
どんなに事故っても:700

事故祭:650



2020/1(後)

センター爆死のショックから立ち直れないまま、国立どこ出すんべえなぁと思ってたけど、とりあえず面談があったので大宮へ赴く。

チューターにセンリの結果をもとに受ける大学の候補を提示されたんだけど、模試で書いたことすらないような大学名を何校も挙げられ、(何を言ってるんだこいつは...)と思いながら、とりあえず何も考えずにうんうんと頷いてたら面談が終わってた。

4月から今の今まで、俺は東北大を受けるものだと思って勉強してたわけで、それでいきなり「君は〇〇大学がB判定ですよ」と言われたところで、自分の話をされてる実感が沸くはずが無いんだよな。

ちなみに浪人して初めての東北大E判定でした、それもセンター本番で。


2020/2(前)

2月に突入しても前期どこ出すか決まんねえ。客観的に見たらセンリの判定がまあまあでも二次で巻き返せるだろと思うけど、当時の俺は自分の学力とか、今までの努力とか全部に対して懐疑的になってたから、どのランクの大学を受ければいいのか、全然わからなかった。

まあそういう長い葛藤と闘ったのはさておき、結局絞ったのはセンリC判D判辺りの金沢、筑波、横国あたりだったんだけど、どうしても(浪人して国立妥協とか本気で言ってん?w)と煽ってくるもう一人の自分がいて、(東北大の放射線行って放射線技師にでもなるかぁ)とか半ば自暴自棄な感じで決断をした。

これを親に告げたら、すぐさまおじに勝手に相談されてしまい、俺もおじから説得を受けてしまい、放射線技師への道は1日足らずで閉ざされてしまった。悲しい。

そして最後の最後に候補に上がったのが、北大。去年の前期も北大の総合理系を受けてて、その得点開示の紙が部屋に放置されてたのを拾う。当然ながら酷い点数だったけど、去年よりはセンター取れたし(当たり前)、この一年浪人して力付いてて、かつ本番無事故で戦えたらわんちゃん受かると踏んで、思い切って北大に出願した。

ちなみに換算218点なので、これだけ無謀な賭けです。勝算など存在しない



(2019年度 数学重点 受験者分布 駿台より)


浪人してから北大A判もまあまあ出てたのに、いつからこんな受験ハードモードになったんだろうな。世界は不思議で満ち溢れてるんだね。


〜国立前期

2月中は過去問と一対一の数Ⅲとかの問題集をグデグデやってた。この時期になると、新しいものをインプットしようって気が起きない、かといって復習するにしてもどこを復習すればいいのかがわからなくて、これがグデグデになった理由でもある。

そんなわけでとりあえず赤本やるんべえなと思って、去年の赤本を引っ張り出そうと家の本棚を探したんだけど、一向に見つかる気配が無くて困った。よく考えたら9月ごろにメルカリで売ってたわ。

ちょうど草を生やしていた頃、今年の倍率が発表されたので見てみた。出願の時、理科に傾斜配点がある総合科学と数学に傾斜配点がある数学重点で迷って、結局数学重点で出したわけだけど

これで俺は受験向いてないんだなぁと気付かされてしまった。

センターで敗北して、出願バトルでも敗北して、俺は一体何に勝てるんだぁと化した。悲しさで溢れた

そんな感じのメンタルだったけど、ngokとかinks達と勉強出来たのが唯一の救いだった。圧倒的感謝

そんなこんなで気付いたら札幌入り
せっかくだしソープでも行くかぁと思って調べてたけど、コンディションが悪くなったら嫌なので断念した。

前日はジンギスカン食って、ホテルの大浴場とサウナに癒され、早寝りに移行した。ホテルで勉強しようとも思ってスーツケースに大量の勉強道具を詰め込んでたけど、今更やる事なんかねえだろと思って、化学の見直し程度で終わった。スーツケースが重いだけの人間になってしまった。

当日、謎のハイテンションで試験を受けるも、数学英語で事故ってやってらんね〜と化したけど、S魔が「全員爆死して平均点下がってると思い込んでやれ」みたいな事言ってたの思い出して、理科もなんとか解ききった。

なんなら理科が一番出来たので、余計総合科学にしときゃよかったと思った。最近後悔しかしてねえなお前

試験終わったら、北大進振り爆死おじさんと農場を突っ切って銭湯へ直行♨️。とりあえずくつろぎスペースの畳にねっ転がったりしてみたものの、試験が終わった実感とか開放感は全く無かった。むしろ脳が「勉強しなきゃ」みたいな危機感を発して、真のリラックスを得ることが出来なかった。

露天風呂で温まった後はくつろぎスペースで寝りを実行して、帰りは電車を逃したので札幌駅まで歩いて行った。23時過ぎの札幌すすきの辺りの治安の悪さを目の当たりにしながら、ラウンドワンに凸るも営業終了。風俗関連のチャラい方々を横目に、ホテルまで歩いて帰る独り身の陰キャと化した。


帰群

特に書くことないけど、二次で爆死しなけりゃ受かると踏んで出願したのに、二次で見事にやらかしたので、死刑宣告を待つ死刑囚のような生き地獄の日々を、音ゲーとスプラをしながら送った。

今後使うと思って、プログラミングのべんつよも始めたりした。とりあえず将来に対して前向きになろうと必死だったのかもしれない。そんなに必死じゃなかったもしれない。
とりあえず10時間睡眠だけは欠かさなかった。


発表

朝7時頃目覚めて、やだな〜と思って二度寝した。起きたら何故か俺の番号が載ってた。ツイートしようかと思ったけど、受かったのが信じられなくて怖くて本当に受かったのか30分くらい受験票と併せて確認してた。間違いじゃなかったらしいのでよかった。

というわけで無事浪人が終焉を迎えました。浪人生でかつ今年でセンター終わりっていうこの状況で、E判の大学に出すとかいう賭けをしたのはアホだったのかもしれないけど、最後の最後で奇跡の逆転を起こせたし、1年間頑張った自分に感謝しかない。お祝いリプくれた人ありがと。


総括

この1年、多分1日1日をピックアップしたらもっと頑張れるだろ、みたいな場面が多かったと思うけど、1年間挫折せずに安定して勉強時間を確保出来たのはとても大きかったし、これに関しては、浪人始めた時に抱いてた目標の一つだったから果たせてよかった。

現役の追い上げとか進捗状況とかで、時期によって危機感を感じたり感じなかったりするけど、そこで下手に違う参考書に手出したり極端に勉強時間を増やさなかったのも大きかったかも。とにかく習慣を崩さないことに全力を尽くしたし、普通なら浪人生がやらんやろって言われそうな音ゲーをやめなかったのもこれが理由だったりする。

睡眠時間に関しては現役時代、3時寝6時起きみたいな生活してたせいで授業全部寝てたし、授業無くても昼間眠くなってたけど、浪人して7時間睡眠を取り始めてから、昼間全く眠くならずに勉強の効率も飛躍的上がったので、睡眠時間の確保はまじで大事だと身をもって痛感した。

同期が大学生活してる中で1年を消費したのはもちろんキツかったけど、人間として成長出来たと思うし、浪人して良かったと思ってたりする。もうしたくないけど。




読者にいるか知らんけどこれから浪人する人向け

浪人って聞くと辛いイメージばっかだと思うけど、浪人はみんなが思ってるほど辛いこと多くない、というか俺はガチで辛かったのセンター前後だけだったかもしれん。大宮で昼好きなもの食ったり、課題に縛られない自分の好きな勉強が出来たりなど、活動の自由度が高校より圧倒的に高まるので。どんな状況でも辛いことじゃなくて楽しいことを探そう。

あと浪人で伸びるのは浪人生の〇割だ〜みたいな話聞くけど、勉強方法さえ間違えなければ誰でも伸びるし、自分が伸びないかもとか考えない方が、よい。俺は最初から「現役の時やらなかった分の勉強を今からやるんだから伸びて当然」だと思い込んでモチベ上げてたし、状況がどうであれ伸びてる自分を想像するのとか大事だと思うけど。まあ結果残せれば何だっていいのかも。間違っても鬱とかにはならないで。詰まっても伸び悩んでも楽観的に考えて欲しい。

そういうわけで工夫次第でどうにでもなるって事だけを伝えたかった。







そんなこんなで軽いノリで1年の思い出を綴ろうと思ってたのに、気付いたら真面目な合格体験記になってて



9000字も読んでくれたあなたにプレゼント↓



それでは、ぱよなら〜

生理学入門

(トイレ行きたくなってきたな〜)

車内アナウンス「次の新宿まで、止まりません」

(ぶちぶち〜じょぼぼぼ〜)




人はトイレへのアクセスを絶たれた時、急激に「催し度」が高まる。
通常、自分の家にいる時、近くにトイレがある時などは、そもそも催す頻度が低かったり、多少催しても我慢出来たりするものである。
他方、通勤電車の中、バスの中など、トイレへのアクセスが絶たれた場合において、急に催したりするものだ。そういう場合は大抵、電車やバスを降りてトイレに辿り着く頃には催し度は下がっていて、(あれ?私の催しは何処へ?)と困惑するものである。

今回のメインテーマは、あなたが多少の尿意や便意を催した際、溜まっているものの量が同じであっても、おかれた状況によって催し度が大きく変化する事であり、それに関して理解を深めていけたらいいと思う。
ちなみに、筆者はアイドルなので、トイレには行かない。



1.
催し度に変化を与える状況の分類


先程も述べた通り、自分の家と通勤電車の中とでは、全く精神的状況が異なるわけであるが、これについてより具体的に分類していきたい。



第1段階は、心に安らぎとトイレに行こうと思えばいつでも行けるという確固たる自信がある場合。(ここで言う安らぎとは、布団に入った時のような身体的安らぎではなく、便器があたかも両手を広げてあなたを受け入れてくれるかのような、精神的安らぎを指す。)
例えば、自分の家。基本的に行こうと思えばいつでも行ける。たとえ家族がいたとしても、トイレでスマホをいじるガイジファミリーでなければほぼ差し支えが無いと言っていいだろう。


第2段階は、トイレが近くにあるが、必ずしも空いているとは限らない場合。これはコンビニや飲食店にいる場合などが該当するが、第1段階との差はあまり無いように思える。


第3段階は、トイレに行こうと思えば行けるが、場所が遠い場合である。例えば街中で少し歩くとコンビニがある場合、その地の公衆トイレの場所を把握してる場合、各駅停車の電車に乗っている場合などが該当する。この場合、第2段階とは話が変わってくるのでは無いだろうか。ちょっと催した時、(いや〜このくらい我慢出来るかなぁ)と思って歩みを進めると、案外催し度が強くなってくるものである。ただし実際には、少し我慢して目的地にあるトイレを目指しても、途中で堤防の決壊に至ることは稀であろう。というかそんな簡単に漏らされたらお漏らしの価値が下がるからやめろ。


第4段階は、トイレへのアクセスが比較的悪い場合である。周りにコンビニが無い場合、通勤電車やバス、車の中などのトイレから物理的に遠い所にいる場合が該当する。ここに来てようやく漏らす人がちらほら出てくるのでは無いだろうか。とはいえ大抵の場合は我慢出来るのだろうが、催し度の変化は急激になりがちであるのは事実である。腹痛など来ようものなら最後、社会的な死を覚悟するべきと言ってもいいだろう。ばいばい。


第5段階は、トイレへのアクセスが非常に悪い場合である。コミケの待機列、エレベーターに閉じ込められた場合、交通渋滞で車が動かない場合などが該当する。そもそもこんな状況には出くわしたくないものだが、この状況下で(トイレに行きたくなったりしないかな...)と心配したが最後、あなたの頭の中はトイレの事でいっぱいになり、勝手に催して、勝手に催し度が上昇し、漏らすことになるだろう。腹痛なんて来ようものなら、我慢することを諦めて笑顔で放出してしまうかもしれない。




資料:FIVE LEVEL OF MOYOSY(2003年発表)

(参考文献:オッスクフォード大学 生理学研究所)



以上大きく5段階に分けてみたが、まずはあなたの日常生活を想起し、想起した各状況がこの5段階のいずれかに必ず当てはまることを確認して欲しい。

それはすなわち、日常生活において、(意識していないかもしれないが)あなたが心理的状況の影響下に置かれ、恒常的にトイレに行きたくなったり行きたくなくなったりしていて、その加速度も常に変化しているということである。



2.
ここまでで状況による催し度の変化についての理解は深まっただろうが、それが具体的にどう作用するのか見ていきたい。

先程も述べたように、溜まっているものの量が同じであっても、おかれた状況によって催し度が大きく変化するのである。
トイレに行かない私からすれば、第1段階にいる人間も第5段階にいる人間も、実際溜まっているものは同じなのだから、第5段階にいる人間も理論上は我慢出来るようにも思える。
けれども、どうやら人間の焦りの感情が事をそう上手くいかせないらしい。

あなたが家でくつろいでいるところに、“トイレでスマホいじり星人”(以下、ゴミ)が参上して、自宅のトイレを占拠し始めたら、あなたの精神的状況は第4段階あたりまで跳ね上がるだろう。
一方であなたがゴミの存在に気付かなければ、状況は第1段階のままである。
故に、精神的段階というのはあくまで本人の意識、つまりはトイレに行けないという焦りに依存することは理解出来るだろう。第1段階から第4段階に跳ね上がるのは、ゴミが参上する瞬間というよりは、あくまであなたがゴミに気付いた瞬間というわけだ。





3.
それはさておき、近年になって地球温暖化が急速に進み始めた。海面は上昇し、オホンゾールの破壊も進む一方である。そんな数々の問題を抱えている我々が、のんきにお漏らしの話なんか読んでる暇なんか無いだろ。私はそういう現代人の呑気さがあまり好きではない。
話を戻すが、近年の異常気象を地球温暖化の一言で済ませるのは問題がある。そもそもこの地球は、人類が存在する遥か昔から続く長い歴史の中で、温度が上がったり下がったりを繰り返してる。そんな温度変化の中で、たまたま今が温度が上昇してる時期であるとしたらどうだろうか。地球温暖化と騒ぐ民衆がアホみたいに見えてくるだろう。地球が少し尿意を催しただけで、「さっきまで催してなかったのに!精神的な負荷がかかっているに違いない!」と叫んでいるようなものだろうか。これにはさすがの地球も(いやさっきちょっと魔剤飲みすぎただけや...)と苦笑い。
とは言え、人類が環境を破壊しているのも事実であるから、環境保護は大切だろう。そして、環境破壊に負けることなく回り続ける地球も偉大であるから、もっと褒め称えた方がいいだろう。最強。天才。陽キャ。学科試験一発合格。母ちゃんがでべそでは無い。
















4.結論

おむつはけ

グリーン車 ワザップ


① 4号車と5号車の間にあるトイレへ行く





② 便座に座る
(※ズボンを脱いでおくと、スムーズに進みます)





③ トイレットペーパーを3回転半、巻き取る





④ ③で巻き取ったトイレットペーパーを、あえて何も拭かずに捨てる
(※拭いてしまった場合、②からやり直す)





⑤ 前方にあるSOSボタンを、7回押す→水道で手を洗う





股間をハサミで切り、気を失う
(※ここで気を失わないと、車掌に捕まります)






⑦ 目が覚めたら、成功です
今日から股間のない人生が始まります

電気泥棒は放火魔の夢を見るか

世間ではごく当たり前のことだが、高等学校のコンセントを使ってスマートフォンを充電したり、Wi-Fiを飛ばすことはいけないこととされている。また、セラミックヒーターやIHを使うと、危ない。
もし部屋が臭くなったら、それはコンセントの無断使用による発火が原因で、これが他の部室にバレようものなら、すぐさま家電は没収されてしまうだろう。



それを阻止する、唯一にして絶対的な対策は、消臭ビーズで消臭することである。
だが仮にそれを設置したとして、非常識な市民によって投げて遊ばれる未来は避けて通れはしない。




この大きな壁は、到底乗り越えられないもののように思える。
ところが、人類とは偉大なもので、長い歴史の中でどんな壁をも乗り超えてきたのである。
人類の叡智は遂に、液体消臭剤に到達したのだ。
かの有名な詩人である高田敏子の詩『水のこころ』にもあるように、水は掴めないのである。掴めないものを投げようも無いだろう。
人はこれを“第一次消臭革命”と呼んだ。実に安直な名前である。ちなみに第二次は起こらない。

ところが、液体消臭剤、これが市場に出回ると、あろうことか非常識な者たちは、この液体消臭剤を溢してしまったのだ。多くの研究者の長年の苦労は、非常識な者たちによって一瞬で打ち砕かれたわけである。





これを理不尽だと思うだろうか。
結局のところ、万物において完全体は存在しないのである。完全無敵の矛と盾はいつになっても完成しない。


言うまでも無いが、人間は愚かである。
愚かな人間は、自分の非を認めない点で愚かである。
反省しない点で愚かである。
そしてその愚かさは、未完成のそれに価値を見いだし始めた。ミロのヴィーナスなどがいい例だろうか。





これに腕を付けたコラ画像を作ってやろうと思ったが、面倒なので、やだ。
とにかく、人間は“不完全”に対して、このように折り合いを付けてきた。付けざるを得ない、と言った方が正確だろうか。
完全を求める一方で、完全な物を作ることは不可能。
この矛盾を解消するために人は、“不完全なもの”を“完全なもの”として完成させたのであった(以下、これを“偽完全体”と呼ぶことにする)。
そういう意味で、むしろ人間の愚かさは必然であるようにも思える。
愚かさを捨てるということは、すなわち完全を追い求めること、それ自体を捨てるに等しいからである。

その点で、液体消臭剤は“偽完全体”である。
非常識な市民によって溢されるという欠陥を孕みながら、消臭剤としての終着点、つまりは完全体と見なされたのである。





















ここまでが、20世紀までの話である。






それでは、21世紀では消臭剤がどうなったのだろうか。
そもそも完全体として終結したのであるから、発展のしようが無いのではないか。
確かにその通りである。
消臭剤は液体消臭剤で完結した。
それが最終話なのだ。


ところが、人類の叡智は消臭剤とは別の、アナザーストーリーを綴り始めた。

消臭剤2期決定!
といったところだろうか。
1話だけ観て2話以降切ってしまいそうなタイトルである。


























それが、臭豆腐である______________





くさややシュールストレミングなど比べ物にならない臭さである。嗅げばわかる。

そう、つまりコンセントから発火したなら、それより臭いもので臭いを上書きすればいいのである。
大声を出してかき消すナリ、という発想も実はこれに由来する。

また、臭豆腐は臭すぎて投げられないし、固形なので溢せないため、かつての問題はものの見事に解消されている。もう妥協などしなくてもよいのだ。
そしてこの臭豆腐の素晴らしさは、グローバル化が進んだ今、世界的に認められている。





このように、アメリカの大企業Amazonにもchoiceされるほどである。

ちなみに、
臭くなっては消臭とは言わないのでは?
と疑問に思うかもしれないが、安心して欲しい。元の臭いが消えてる時点で立派な消臭である。
香水で臭いを撒き散らす女性を思い浮かべれば理解は容易だろうか。
そろそろ充電が100%になりそうなので、まとめに入りたい。今回のポイントは大きく4つにまとめられそうだ。





まとめ
1.セラミックヒーターは部屋全体が暖まらない
2.電子レンジにアメリカのグミを入れてはいけない
3.HDDはヴンブンシェイクすると壊れる